長谷川聡 理事長 「2022年 新年のごあいさつ」お知らせ

2022年1月 1日

謹 賀 新 年

1901ni_rijichou.jpgのサムネイル画像 生活協同組合 コープにいがた 
理事長  長谷川 聡 

  2022年の正月を迎え、皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げます。 世界的に流行している新型コロナ感染症が日本で流行しはじめてから、この正月であしかけ3年になります。デルタ株よりも感染力が強く、免疫系回避力があると言われる新変異株が発生したことで、更に不安が広がっています。一刻も早くコロナ感染症が収束することを願うばかりです。  

  昨年、イギリスで開催されたCOP26では先進国と開発途上国の間で、CO2を大量に排出する石炭火力発電をめぐって意見が分かれ、後味の悪い結果となりました。先進国は資金や技術の援助を開発途上国にすべきです、また、世界が一致して具体的な行動に移れないことに幻滅します。水や空気は先進国、開発途上国に関係なく流れています。感染症も同様です。先進国でワクチンが普及しても、開発途上国から感染症が伝染すれば同じことです。世界はつながっているのです。

 一方で、経済の回復を期待している気の早い市場では、アフターコロナを見据えて、鉄や石油の需要が高まっています。需給バランスを失った市場はコロナの恐怖におびえながらも、資源の確保に右往左往しています。  日本はこの30年間、経済成長はほとんどしていません。労働生産性は上向かず、設備投資も伸びていません。少子高齢化がすすみながら、賃金は上がらず、国際競争力は低下、財政負担は先延ばしという負の循環に陥っています。また、社会の隅々には無言の同調圧力がはびこっています。日本は多くの面で転換が求められています。 生協はこれからも成長していくために、次のステップに立ちます。コープにいがたはコープクルコと2022年3月に組織合同(合併)いたしますが、これからも組合員のくらしにより役立つために変わっていきます。

 今後ともご意見、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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