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コープ産直のはぐくむたまご

たまごの写真

「たまごは鶏が作るもの。僕らの役割は鶏にとって良い環境を作ることです」
そう話す生産者は、鶏がひなのときから毎日見続け、大切に育てていました。

ひなから育てる理由

子どもの頃からなじみ深い、私たちの食生活になくてはならないたまご。「産直のはぐくむたまご」生産者のひとり、農事組合法人 宮澤農産(千葉県銚子市)の宮澤哲雄さんに話を聞きました。27年間この仕事をする宮澤さんは、獣医師の資格も持つ鶏の博士のような人です。

「孵化(ふか)場でひなを購入し、4カ月育雛(いくすう)農場で育てます。その間にワクチンを接種して、病気にかからないよう準備してから成鶏(せいけい)農場へ移動させます。たまごを産むようになってからはワクチンは使用しません」

鶏は休産期間も含め1年半たまごを産みます。

  • 伝染病予防のため接種するもの

ひなから育てるのは、生まれた直後からの生育状況を把握するため。たとえばある病気にかかりやすいという傾向がわかれば、ひなのうちに対策ができます。
「鶏には別の鶏をつつく習性があるのですが、ひなのとき鶏舎の明るさを調整して飼うとおとなしい性格に育ちます。ですから、うちの鶏は他の鶏をつつかないんですよ」と熱心に語る宮澤さん。

産直のはぐくむたまごは、品質に差が出ないよう「産直コープたまごガイドライン」でルールなどを統一し、飼料のとうもろこしは、イリノイ州(米国)の契約農家が遺伝子組換えでない種子を減農薬で育てた「センチュリーコーン」を使用しています。

「たまごは鶏が作るんです。僕らの役割は鶏にとって心地良い環境を作ってやることです。餌や水にこだわるのはもちろん、毎日の清掃を365日きちんとこなせるかが実は1番難しいんです」。

鶏舎は全自動、鶏が産んだたまごは集卵室まで自動的に運ばれます。

「毎日機械の動作と鶏の状態を目できちんと確認してから、集卵作業に入ります。機械の手入れをきちんとしてやれば、常に鶏に良い環境を与えられ、ストレスなくたまごを産むことができるのです。鶏の管理に万全を尽くし、地味な作業でも確実に行うことが私たちの責任です。食べてくださる方々に、安心して食べてもらいたいのです」。宮澤さんはそう話してくれました。

新鮮なものをお届け

集卵したたまごは、その日のうちにほくそうGPセンター(千葉県旭市)へ運ばれます。たまごを洗浄・殺菌・乾燥してからサイズを分けパック詰めします。センター長・倉野親さんは「パック詰めしたらすぐに冷蔵します。冷蔵のまま、品質を落とさないようにコープさんのもと(集品センター)へ運んでいます。たまごの汚れや割れなどは機械と人の目両方で見ていますが、『自分が買う身になって、たまごを見てください』とスタッフには言っています」と話します。

倉野親さんの写真

農事組合法人 北総養鶏組合 ほくそうGPセンター
センター長 倉野親(しん)さん

成鶏農場は奥行きが1棟80m。鶏の様子を見るのも大事な仕事です。撮影のためにいつもより明るくしていただきました(写真A・C)。たまごは自動でコロコロ流れていきます(B)

農事組合法人 宮澤農産 代表理事  宮澤哲雄さん

自動で流れてきたたまご(写真D)は集卵室で、1度目の選別をしてから出荷します(E)

GPセンターの様子(写真F・G・H)。機械と人の目両方で、何度も確認しています

シリーズのご紹介
コープクォリティ このマークが目印!

「2019年9月に上陸した台風15号(令和元年房総半島台風)の後、コープさんを通して組合員の皆さんからの支援金※を受け取りました。うちは東日本大震災で鶏舎がゆがみ、8年かけて頑丈に建て替えていたので鶏舎の被害はなかった。でも台風で堆肥(たいひ)舎が壊れ、支援金を使って修理しました(写真上)。産直のはぐくむたまごを育てている仲間のなかには、鶏舎が全壊したり、火災や停電で多くの鶏を失った人もいます。

支援金と支援物資をいただいて、本当にありがたかったです。またその額にも驚きました。同時に責任も感じました。今後も組合員の皆さんに安心して食べていただけるたまごを生産していきます」(宮澤さん談)

産直 小松菜(有機栽培)を使ったレシピを機関誌でご紹介しています

【広報誌2020年12月号より】