コープにいがたが加入するコープネット事業連合は2017年6月にコープデリ連合会に名称変更しました。
このページは旧名称の時期の記事を掲載していますので、「コープネット」としています。
伊平屋島産地視察・交流
2016年6月21日から23日にかけて、「美ら島応援もずくプロジェクト」※の対象商品「CO・OP伊平屋島産味付太もずく」などの産地である沖縄県伊平屋島を、コープネットグループの組合員理事・組合員活動リーダー・役職員が訪れました。
- CO・OPマークの伊平屋島産もずくのお買い上げ1点(1規格)につき1円を「コープネット美ら島応援基金」に寄付し、伊平屋村の環境保護活動などに役立てる取り組みです。
ウミガメもやってくる伊平屋島の美しい自然


沖縄本島からフェリーに揺られて80分。「沖縄の原風景の島」とも呼ばれる、沖縄県最北端の離島に到着しました。

「美ら島応援もずくプロジェクト」のシンボル的存在であるウミガメの回遊を観るために近隣の海で観察を行いました。
伊平屋島には、ウミガメのやってくる白い砂浜や美しい海があります。その自然環境があってこそ、良質なもずくを育てることができます。私たちが美味しいもずくを食べ続けるためには、この美しい環境を守っていかなければならないことを改めて感じられた瞬間でした。
海上からもずく漁を視察

漁船に乗って海上から伊平屋の海を視察しました。


サンゴ礁を観察することができました。このサンゴが砕けることで白い砂浜をつくっています。白く輝く砂が太陽の光を余すことなく反射させることで光合成を促進し、良質なもずくが育つことにつながっていることを実感できました。


海水の透明度が高く、水深2~5mでも、もずく畑がよく見えました。海のミネラル分がたっぷりで、歯ごたえの良い、ぬめりがある美味しいもずくが育つ秘訣です。
近年抱えている問題と直面

もずくが栽培される美しい海、ウミガメもやってくる白い砂浜には近年ゴミが大量に流れ着きます。

参加者からは「こんなに綺麗な砂浜なのに、こんなにゴミがあるの!」と驚きの声。
ウミガメは非常にデリケートな生きもの。綺麗な砂浜でないと産卵場所として選びません。参加者はウミガメを想いながら、焼けるような日差しの中、黙々とゴミを拾いました。
漂着ゴミは近年増え続けており、年に4、5回は伊平屋島の人々が総出で砂浜の清掃活動をしています。
基金の一部は、こうした清掃活動や集めたゴミを沖縄本土まで運送する費用などに役立てられています。


産地の想い

(左)伊平屋村漁業協同組合 もずく加工場長 大城高恒さん
(右)伊平屋村漁業協同組合 もずく生産部会 部会長 伊礼幹弘さん

伊平屋村漁業協同組合 代表理事組合長 諸見富男さん

伊平屋村 村長 伊礼幸雄さん





- パッケージは現状と異なる場合がございます
「伊平屋島のもずくの歯ごたえ、ぬめりは最高です。これからも皆で一生懸命もずくを作っていきます!」
「伊平屋村は今人手不足が深刻です。山形、福岡、兵庫など本土から島に来てもらい、島の人間が少ない中で生産・加工を頑張っている状況です。島を出ている若者たちが帰って来られるような状況をつくりながら頑張っていきたいと思います。」
「コープとのプロジェクトによって、もずく生産によりやる気が出ます。組合員さんのため、島のため、良質なもずくを作っていこうと努力しています。」
産地の想いをつなぐ

参加した職員

参加した組合員

「1つのもずくが、島の生産者の方やウミガメのいる海につながっていると思って、これからも食べて応援していきたいです。」
「本当に素敵なところだと思いました。この綺麗な海で育まれたから、こんなにもずくが美味しいのだとよくわかりました。」
商品には、生産者のこだわりや苦労、そして願いがたくさん詰まっています。
「食卓を笑顔に、地域を豊かに」
コープは商品の提供と交流を通して、産地の想いを広くつなげていきます。